Wordで次のページから文章を始めたいのに、Enterキーを何度も押して体裁が崩れた経験はありませんか。
実は、その悩みは「改行」ではなく「改ページ」を使うとすっきり解決しやすくなります。
この記事では、ワードで次のページへ移動する基本操作から、見出しがずれる原因、空白ページの消し方、セクション区切りとの違いまでをまとめて分かりやすく解説します。
ワード 次のページに改行したいときの基本と最短手順

ワードで「次のページに改行したい」と考える人は多いですが、実際に必要なのは改行ではなく改ページであることがほとんどです。
ここを正しく理解すると、レポートや企画書のレイアウトが安定し、後から加筆しても崩れにくくなります。
まずは基本の違いと最短操作を押さえましょう。

次のページへ進めたいときは、まず改行ではなく改ページを使うと整理しやすくなります。
まず知っておきたい改行と改ページの違い
改行は同じ段落や近い位置で行を折り返す操作です。
一方で改ページは、文章の続きや次の章を次のページから始めるための操作です。
見た目は似ていても役割は大きく異なります。
次のページに移したい場面でEnterキーを連打すると、後から文章量が変わったときに余白が不自然になりやすく、修正にも時間がかかります。
文書全体を整えたいなら、最初から改ページを使うのが基本です。
一番早いのはショートカットで次のページへ送る方法
作業を急ぐなら、カーソルを置いた位置で改ページを入れる方法を覚えるのが近道です。
Wordではショートカットを使うと、マウス操作なしで次のページへ移せます。
章の区切り、表紙の次に本文を始めたいとき、参考文献を別ページにしたいときなど、頻繁に使う場面は少なくありません。
日常的にレポートや議事録を作る人ほど、この操作を最初に身につける価値があります。
リボン操作で改ページを入れる手順
ショートカットが苦手でも心配はいりません。
Wordではリボンから改ページを入れる方法も用意されています。
操作場所を目で確認しながら進められるため、初心者でも迷いにくいのが利点です。
とくに社内マニュアルや学校の課題で操作手順を共有する場合は、リボン操作のほうが説明しやすくなります。
まずは画面から操作する方法を覚え、慣れてきたらショートカットへ広げる流れが実用的です。
見出しだけ前ページに残るときの直し方
見出しが前のページの最下部に残り、本文だけが次ページへ送られてしまうことがあります。
この状態は読みにくく、印象もよくありません。
そんなときは空行で調整するのではなく、段落の改ページ設定を見直すのが正攻法です。
見出しと次の段落をまとめて扱えるようにすると、章見出しと本文が分離しにくくなります。
長い文書ほど、この設定が仕上がりの差になります。
セクション区切りが必要になるケース
単純に次のページへ送るだけなら改ページで十分です。
ただし、ページ番号の開始位置を変えたい、ヘッダーやフッターを章ごとに変えたい、縦向きと横向きを混在させたい場合は、改ページではなくセクション区切りが必要です。
見た目は似ていても、セクション区切りはレイアウトの範囲を分ける機能です。
目的が「次ページへ移動」なのか「書式の切り替え」なのかを意識すると迷いません。
不要な改ページを削除して元に戻す方法
うっかり入れた改ページは削除できます。
文書の途中で不自然に次ページへ飛んでしまうときは、まず手動の改ページが入っていないかを確認しましょう。
不要な改ページを消せば、文章の流れは自然につながります。
ただし、自動で入る改ページはWordがページ末で判断しているものなので、直接削除するのではなく、段落設定や余白、文字量の調整で対応する考え方が必要です。
表示記号を使って原因を見つけるコツ
ページが変な位置で切り替わるときは、表示記号を出すと原因を見つけやすくなります。
普段は見えない改ページやセクション区切り、空段落が可視化されるため、どこでレイアウトが変わっているのか一目で分かります。
Wordのトラブルは、見えない記号が原因になっていることが少なくありません。
困ったらまず表示記号をオンにする。この習慣があるだけで修正時間を大きく減らせます。
| やりたいこと | 使う機能 | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 次のページから始める | 改ページ | 章の区切り、表紙の次、参考文献 |
| 見出しと本文を離さない | 段落の改ページ設定 | 長文レポート、マニュアル |
| 書式を切り替える | セクション区切り | ページ番号変更、向き変更 |
Wordで次のページに送る方法を目的別に使い分ける
次のページへ送る操作は一つに見えて、実際は目的によって最適な方法が変わります。
ここを使い分けると、見た目だけ整った文書ではなく、編集や再利用にも強い文書になります。
自分が今やりたいことを整理しながら、最適な手段を選んでいきましょう。

目的に合わせて改ページとセクション区切りを使い分けると、文書全体が整いやすくなります。
章の切り替えで次のページから始める方法
第1章の次に第2章を始めるような場面では、改ページを入れるのが基本です。
たとえば報告書で「概要」の次に「分析結果」を置く場合、Enterキーで余白を作ると前の章に文章が増えたときに位置がずれてしまいます。
改ページなら常に新しい章を次ページの先頭から始められるため、編集後も構成が崩れにくくなります。
章立てがある文書では、見出しの前に改ページを入れる運用が安定します。
表紙や目次のあとで本文を新ページにする方法
表紙、目次、概要、本文という順番で文書を作るなら、区切りごとに改ページを使うと整います。
学校提出用のレポート、社内提案書、採用資料などは、読み手がページ単位で内容を追うため、区切りの明確さが重要です。
表紙の直後に本文を開始したいときも、空行ではなく改ページを使うことで、後からタイトルの行数が変わっても本文位置がずれません。
見た目の美しさだけでなく、修正のしやすさでも有利です。
ページ番号やヘッダーを変えるならセクション区切りを使う
本文開始ページだけページ番号を1から振りたい、付録だけ横向きにしたい、といったケースではセクション区切りが適しています。
改ページはページを分けるだけですが、セクション区切りはレイアウトや書式の単位を分けます。
たとえば表紙にはページ番号を出さず、本文から番号を表示したいときは、本文の開始位置に新しいセクションを作る考え方が必要です。
機能の違いを知ると、余計な試行錯誤が減ります。
ワードで次のページにうまく送れない原因と対処法
正しい機能を知っていても、文書の中には思い通りに動かないケースがあります。
多くの場合、原因は見えない改ページ、空段落、セクション区切り、段落設定のどれかです。
ここでは失敗しやすいパターンを先回りで押さえ、すぐに直せるようにしておきましょう。

空白ページや不自然な移動は、見えない記号や設定が原因のことも多いので要確認です。
空白ページが消えないときに確認したいポイント
空白ページが残るときは、余計なEnterだけでなく、手動改ページやセクション区切り、段落の「前に改ページ」設定が入っている可能性があります。
まず表示記号をオンにして、空白ページの直前に何があるか確認しましょう。
原因が空の段落なら削除、手動改ページなら削除、設定が原因なら段落のオプションを見直す、という流れで整理すると解決しやすくなります。
やみくもにBackspaceを押すより、原因を見てから対処するほうが確実です。
Enterキー連打でレイアウトが崩れる理由
Enterキーを何度も押して次のページへ送る方法は、その瞬間だけ整って見えることがあります。
しかし、途中で1行追加しただけでも全体が押し下がり、見出しや図表の位置が簡単にずれます。
さらに共同編集では、他の人が文章を直した時点でレイアウトが一気に崩れることもあります。
Wordは本文量が変化する前提で使うソフトなので、余白作りを手入力で行うのは非効率です。
ページを切るなら、最初から改ページに統一したほうが安全です。
自動改ページと手動改ページを見分ける方法
Wordには自動改ページと手動改ページがあります。
自動改ページはページ末で自動的に発生するため、基本的に削除する対象ではありません。
一方、手動改ページは利用者が挿入したもので、表示記号をオンにすると位置が分かり、不要なら削除できます。
この違いを理解していないと、消せない改ページに悩み続けることになります。
見えないものを見える状態にしてから判断することが、Wordのトラブル解決では非常に重要です。
作業効率を上げる設定とショートカット
次のページへ送る操作は、単発で覚えるより、関連する設定と一緒に理解すると作業効率が上がります。
ショートカット、段落設定、表示記号の3つを押さえるだけで、Word文書の扱いやすさは大きく変わります。
毎回の修正を楽にする視点で覚えていきましょう。

ショートカットと段落設定を覚えておくと、修正が増えても崩れにくい文書になります。
Ctrl+EnterとShift+Enterの違いを覚える
似た操作に見えても、Ctrl+EnterとShift+Enterは役割が異なります。
Ctrl+Enterは改ページで、次のページへ送る操作です。
Shift+Enterは改行で、同じ段落の中で行だけを折り返したいときに向いています。
たとえば住所や箇条書きの見た目を整えるときはShift+Enterが便利ですが、章を変える用途には向きません。
この違いを一度体で覚えると、「次ページにしたいのに行だけ変わった」という失敗が減ります。
段落の改ページ設定で体裁を整える
長文では、改ページそのものよりも段落設定が重要になることがあります。
見出しと本文を一緒に保つ、段落を途中で分割しない、段落前で改ページする、といった設定を使うと、ページ末での不自然な分断を防げます。
とくにマニュアル、報告書、卒論のように見出し階層が多い文書では効果的です。
ページ送りを手作業で調整するのではなく、Wordにレイアウトのルールを教える意識で設定すると、仕上がりが安定します。
長文作成で失敗しないおすすめの進め方
長文を作るときは、まず見出しを作り、章の開始位置にだけ改ページを入れ、細かな位置調整は最後に行う流れがおすすめです。
途中で余白を整え始めると、後の加筆で何度もやり直すことになります。
Microsoftサポートの操作案内を基準に、改ページ、セクション区切り、表示記号、段落設定の4つだけでも押さえておけば、大半のトラブルは回避できます。
作りながら直すより、ルールを決めて組み立てるほうが早くてきれいです。
ワード 次のページに改行で迷わないための実践まとめ
最後に大切なのは、目的に応じて操作を選ぶことです。
次のページから始めたいだけなら改ページ、書式まで変えたいならセクション区切り、見出しと本文を離したくないなら段落設定という考え方を持つと迷いません。
実際の利用場面に当てはめて整理しておきましょう。

迷ったときは、ページを送るのか書式も変えるのかを分けて考えると判断しやすいです。
レポート作成で使うときのポイント
学校レポートでは、表紙、目次、本文、参考文献をページ単位で区切る場面がよくあります。
このときEnterキー連打で位置を合わせると、文字数調整で全体が崩れやすくなります。
章の切り替えには改ページ、見出しの孤立防止には段落設定を使うと読みやすい提出物になります。
先生や採点者は内容だけでなく読みやすさも見ているため、基本操作を正しく使うことが評価の安定にもつながります。
ビジネス文書で使うときのポイント
企画書、議事録、仕様書では、後から追記や修正が入るのが前提です。
そのため、空白の打ち込みで整える方法は長期運用に向きません。
章の頭を明確にしたいなら改ページ、付録だけ横向きにしたいならセクション区切り、と役割を分けると更新に強い文書になります。
共同編集でも崩れにくく、引き継ぎもしやすくなるため、チームで文書を扱う現場ほど基礎操作の統一が重要です。
迷ったら改ページを優先する判断基準
「次のページから始めたい」という目的だけなら、まず改ページを選ぶのが基本です。
ページ番号やヘッダー、用紙の向きまで変えたい場合だけ、セクション区切りを検討しましょう。
そして見た目の微調整を空行で済ませないことも大切です。
迷ったときは、1ページ送るのか、書式まで切り替えるのか、この2点で判断すると失敗しません。
Wordは正しい機能を使うほど、修正にも強い文書になります。
まとめ
ワードで次のページから文章を始めたいときは、まず「改行」ではなく「改ページ」を使うのが基本です。
単にページを切り替えるだけなら改ページ、ページ番号やヘッダーなど書式まで変えたいならセクション区切りを選ぶと失敗しにくくなります。
また、見出しだけが前ページに残る場合は段落の改ページ設定を見直すことが重要です。
今後の文書作成を楽にするためにも、Enterキー連打をやめて、改ページと表示記号の確認を習慣にしてみてください。

Enterキー連打をやめて基本操作に統一すると、今後の文書作成もぐっと楽になります。
参考情報
Wordで次のページから内容を始めたい場合は、カーソルを置いた位置でページ区切りを挿入する方法が案内されています。(Microsoft サポート)
Wordのキーボードショートカットでは、改ページの挿入は Ctrl+Enter、改行は Shift+Enter と案内されています。(Microsoft サポート)
各ページの末尾には自動の改ページが入っており、必要に応じて手動の改ページを追加して新しいページを開始できます。(Microsoft サポート)
手動で入れた改ページは、ホームの表示設定で段落記号を表示し、改ページを選択して削除する方法が案内されています。(Microsoft サポート)
ページを切り替えるだけでなく、次のページから新しい書式や設定を始めたい場合は、セクション区切りの「次のページから開始」を使う方法が案内されています。(Microsoft サポート)
Word for the web を含む案内対象製品として、改ページ機能はデスクトップ版とあわせて案内されています。(Microsoft サポート)